エイ革作業へ | 松下庵

2020/06/22 15:26

こんにちは、梅雨真っただ中です。
雨も嫌ですが異常な程の湿度が北国で生まれ育った私には本当に堪えます。

週明け月曜日、スタートはエイ革から


鮮やかなオレンジカラー 吟面(表面)は半分くらい削っています。
海外のファーム、現地で自分の目で見て、そして触れて、、 
加工を考え自分で納得した材料を仕入れています。





作業に必需品のベルトサンダー  
大先輩方がエイ革作業を嫌うのは、大切な工具類を壊してしまうからです。多分 ・・・
エイの表面はとても硬いカルシウムですので、金型やその他、全てガタガタにするのですww





これはストラップの内部に仕込む具材、いわゆるボッコンとなる厚みです。
完成に反映するので丁寧に仕上げる必要があります。




厚みもこの具材がすべてなのです。
形を変えることで必要とされるブランド用に変身します。
心臓部分ですね ◎
   



凄い状態ですね ☆ 
ここから金型で抜いていきます。





その後はひたすら削り作業、カルシウムを削る匂いが昔は苦手でしたが、
今はまったく気にならなくなりました。
経験は、人生も仕事も全て同じです。 









大分良い感じかなー 





機械が使えない部分は手作業で削ります。





良い感じになってきました◎





ここで休憩タイムです。
全て手作業では時間が掛かりすぎ、会社としては成り立ちません。
趣味の世界ですと、ああだ、こうだ、、なんて時間掛けてのんびり作業でよいのでしょうが、
法人として社会に参加して、雇用、保険、税金、どれだけ厳しいことか。
だからと言って、一品一品がもの凄い価格で売れる程世の中甘くはありません。
昭和の良い時代の職人大先輩方が私に言い残した言葉、自分の子供には絶対に継がせねえよ・・・ 
納得します。しかし ! 好きなことは好きなのです☆ 製造ラインを色々考え何とか頑張っています。
海外の様に、ステッチを掛けるのに数秒でコンピューターミシンがダダダダダ・・・ 
張り合わせも型に入れ熱圧で完成・・・ 見た目は皆様が、ブランドは最高だよなー 
そんな世の中に手作業では全く勝負どころではありませんが、それでも一部の方々には分かるのです。





ぶつぶつ言うのは爺になっているからでしょうか ・・・ くわばらくわばら。。

一緒に小物も製作です。





本当に美しいです☆



ここからが大変なのですw

コバを仕上げていくのですが、第三者が見ていたらきっと驚くかな。。。
何度も何度も塗って削るの繰り返し作業なのです。
職人の手作業は、価格と商品が見事に比例しています。
安いものは一工程省く、もっともっと安くと言われれば材料のグレードを下げ、
手間をどんどん省く ・・・  

そんな商品製作魅力がないので私は苦手なんです。